シニアの皆さまへ

定年退職を控えた方、定年退職された方、または再雇用制度で働かれているシニアの方々へ。今後の生活に今まで以上に活躍できる場はおありでしょうか。または、今の生活に満足されていますでしょうか。我々は世代間交流を通じて、皆さまの強みを社会に還元していただきながら、充実した時間を過ごしていただける仕組みの創造を目標に掲げながら活動しています。

我々の課題意識は、人生100年時代の高齢化社会においてあるべき人生設計と、今の社会の制度や慣習の乖離にあります。

日本人の健康寿命は今や約75歳です。一般的な定年退職の60歳から、多くの方が15年間ほどの時間を持つことになります。長く健康に生きることができることは素晴しいことですが、それと同時に「どのように暮らすべきなのかわからない」と、特にそれまで仕事に打ち込まれてきた方からお伺いする機会も増えました。

一般的に、この期間を皆さんどのように過ごされるのでしょうか。

内閣府による調査によると、60歳以上の方々の約半数は、仕事等の活動はされていません。また、今まで仕事にあたっていた時間がテレビ観賞などの時間に代わっているという衝撃的な調査結果もありました。私たちは、この実態を経済・社会価値のとても大きな機会損失だと感じています。

data1.jpg
data2.jpg

社会でたくさんの経験を積まれてきた皆さまには、知見、人脈、スキルなど、社会が必要としているたくさんのものをお持ちになっておられると思います。異なる世代の方々と交流することによって、刺激、体力、ITリテラシー、チャレンジ精神など受け取れるものもたくさんあり、ギブ アンド テイクの関係性が成立するのではないかと考えています。

現在GENERYSでは月に一度の定例世代間交流会に加え、GENERYSに賛同いただいている6つのプロジェクトにおいて、メンバーの皆様の知見、人脈、スキルを実践的に活用いただきながら、仮説を実証している段階にございます。

組織の大小や、分野に関わらずこれをお読みになられているあなたの知見を社会は必要としているはずです。我々の課題意識にご賛同いただける方のご参加を、心よりお待ちしております。